青山学院大学 国際センター

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国際政治経済学部 国際政治学科イギリス・シェフィールド大学自分の「なんで?」を探す旅

留学先大学について

私が留学したシェフィールド大学は、質の高い教育を受けようと世界中から学生が集まる世界トップレベルの大学でした。イギリスの大学の中でも、多国籍な生徒が多いので有名で、私のルームメイト(私を入れて6人)の母国が一人も被っていなかったというところにも多様性を感じました。その多様性からか、現地では全くと言っていいほど差別を受けることはありませんでした。
この大学で驚いた所は、シェフィールド大学は特定のキャンパスを持たず、街の至る所に大学の建物があったことです。街と大学の施設が融合している感じで新鮮でしたが、違う学部の授業をとると、授業の合間に別の建物に急いで移動しなければならないので大変でした。

留学先大学について

留学した目的について

留学する理由は人それぞれですが、私にとって一番知りたかった「なんで?」は、「なんで貧しい人たちはいつまで経っても貧しいままなのか?」でした。高校時代からフィリピンでボランティアをしていた私にとって、この疑問は長年向き合ってきても答えが見つからない曲者でした。そこで、その「なんで?」に対して、誰よりも早く、誰よりも長く頭を振り絞って考えている人達がいる場所にいこうと思ったのです。私が向き合いたい「なんで?」は、「開発学」という学問に名前を変えてイギリスで誕生しており、世界でも最先端の研究が進んでいました。その結果、私は旅の目的地をイギリスに設定することとなりました。
大学では開発学の授業を主に取っていましたが、それ以外にも日本では受けられないような面白い授業を沢山取っていました。例えば、死についてひたすら考える哲学の授業です。ここでは「なんで人は死を恐れるのか?」「なんで死者に鞭打つことはいけないのか?」など、考えもしなかった疑問に向き合うことができました。
このように、授業を通して新しい「なんで?」に出会うこともあれば、友人との交流を通してこれに向き合うこともありました。現地で友人になった学生たちは、「なんで自分がこの場所を選んだのか?」「なんで自分は〜人としてイギリスで暮らしているのか?」など、日々の自分の「なんで?」ととことん向き合っていたようでした。そんな彼らを見て、自分自身に向き合うきっかけをもらえました。
ここでこれを読んでいるあなたに1つだけ覚えていて欲しいことは、留学は、「なんで」を与えてくれるものじゃないということです。留学は、自分から「なんで?」を探さないと見つからない旅です。もし留学という旅を実りあるものにしたいと願うなら、自分なりの「なんで留学に行くのか?」「なんでこの場所じゃないといけないのか?」をできるだけ明確にして、あらゆる変化にオープンになってみてください。きっと最高の旅になるはずです。

学業面について

まず授業に関して、私自身がそうだったのもありますが、留学先の大学でしか学べないような学問が沢山あるので、自分が興味あるものを専攻関係なく取ってみるのも楽しいかもしれません。ただ気をつけて欲しいのは、2年生向けに開講されている授業を取ってしまうと1年生で培った知識を前提に話が進むので、よくわからない専門用語ばかり出てきて軽いパニックに陥ってしまう可能性があることです。そのため、前提知識がない場合は極力1年生の授業を取ることをお勧めします。
課題としてよく課されるレポートに関しては、3,4日ぐらい前に始めると全く終わらず寝ずに取り組むことになるので、2週間前からリサーチを始め、大学にあるライティングセンターの添削制度等も利用しながら余裕を持って取り組みましょう。
試験に関しては、試験3週間前ぐらいから図書館が混み始め、周りの学生が勉強し始めるので留学生である我々はその更に1週間前に始めると精神的に余裕が出て吉です。

生活について

なるべく現地の学生と同じように生活してみようとすると、行動の幅が広がり、現地の文化をより深く知ることができるのでおすすめです。私の場合は、授業をフル単で取り、大学主催のイベントに参加したり、大学公式の部活などにも所属していました。
語学力強化に関しては、シェフィールド自体のなまりがまあまあきついので、現地に行って慣れるしかないと個人的には思いました。人にもよりますが、恐らくロンドン英語のように綺麗には聞き取れないと思います。諦めましょう。
ボキャブラリーに関しては、とにかく沢山課題の文を読んだり、友達と話す量を増やすことでついていくものになると思います。そのため、学業に力を入れて欲しいのと、ルームメイトと積極的に仲良くなることをお勧めします。私は現地で一番仲良くなったのはルームメイトの子でした。
持って行ってよかったものとしては、液体味噌が大変重宝したのでそれをお勧めします。味噌にフリーズドライの豆腐とかわかめを入れてお湯を注ぐだけで、10秒で味噌汁が飲めちゃう代物なので、私の右腕として多用していました。

後輩へのアドバイス

私は、留学というのは、自分の「なんで?」を探す旅だと思います。なんで自分はこれが好きなのだろうか?なんで自分はここにいるのだろうか?なんでこの選択をしたのだろうか?そんな「なんで?」に向き合って、自分なりに考えてみるのがこの旅の醍醐味です。
私の例をあげると、私がシェフィールドにきたのはそもそもイギリス発祥の開発学や、社会科学系の学問に強いイギリスの学問を学びたかったというのが第一にあるので、やっぱり学問に対する好奇心がある人にぜひ行っていただきたいなと思います。語学留学だけなら、正直イギリスじゃなくてもできるので、自分なりにその国じゃないといけない理由だったり、この学校にいきたい!!と思える理由を見つけて留学した方がより実りのある留学になると思います。学部時代の留学はそう何回も行けるものではないので、その一つをとても大事に、留学という旅を目一杯楽しんでいただければと思います。

後輩へのアドバイス